2010/12/18
2010/12/17
"Xinjiang taps into booming red wine market" from South China Morning Post
"That could all be about the change with Chinese wine merchants keen to show the world that Xinjiang can become one of the world's premier red wine production bases.
"Xinjiang is located at roughly the same latitude as Bordeaux and California, making it an ideal place for growing grapes," said Fred Nauleau, a French winemaker hired by the Citic Guoan Wine Company, who has spent five years in the autonomous region. "And I was surprised to find that red wine I made here could inherit the fine and elegant style which once just belonged to old world, French wine." "
"Wang's idea was sparked by Xinjiang's geographical advantages and its history. An archaeological site in Niya -a key fortress on the Silk Route- discovered early last century by archaeologists from Britain, Japan and China proved that Xinjiang was once a cradle of red wine production.
Yue Feng, former director of Xinjiang's Cultural Heritage Bureau, said archaeologist found a great deal of evidence showing that the people of Niya produced and appreciated red wine as early as 300BC.
"We also found many ruins of vineyards, grape pips and even brewing equipment and alcohol containers at the Niya site," Yue said. "Some wall pictures even showed the Niya people were doing some grape wine-related business, which told us that people in the western region of China had a long wine history." "
" "I know there is an open secret that many mainland wine makers bought raw wine from France, the US, Chile, Australia and other countries to mix with their own brand wines," he said. "However, there is a rule that those countries would never provide you the best raw wine."
"Xinjiang is located at roughly the same latitude as Bordeaux and California, making it an ideal place for growing grapes," said Fred Nauleau, a French winemaker hired by the Citic Guoan Wine Company, who has spent five years in the autonomous region. "And I was surprised to find that red wine I made here could inherit the fine and elegant style which once just belonged to old world, French wine." "
"Wang's idea was sparked by Xinjiang's geographical advantages and its history. An archaeological site in Niya -a key fortress on the Silk Route- discovered early last century by archaeologists from Britain, Japan and China proved that Xinjiang was once a cradle of red wine production.
Yue Feng, former director of Xinjiang's Cultural Heritage Bureau, said archaeologist found a great deal of evidence showing that the people of Niya produced and appreciated red wine as early as 300BC.
"We also found many ruins of vineyards, grape pips and even brewing equipment and alcohol containers at the Niya site," Yue said. "Some wall pictures even showed the Niya people were doing some grape wine-related business, which told us that people in the western region of China had a long wine history." "
" "I know there is an open secret that many mainland wine makers bought raw wine from France, the US, Chile, Australia and other countries to mix with their own brand wines," he said. "However, there is a rule that those countries would never provide you the best raw wine."
ラベル:
オーストラリア/Australia,
チリ/Chile,
ニヤ/Niya,
フランス/France,
ワイン/wine,
混合/mix,
新疆/Xinjiang,
中国/China,
米国/US
2010/09/22
九州ご当地グランプリナンバーワンは?
答えは佐賀の伊万里牛ハンバーグ。「月イチ」の勉強会が去年の2位から今年のグランプリに導いたみたいで、どうやら佐賀には食文化に貪欲な人達がいる気がした。
そしてこのランキング10位の「ありたどり唐揚げ」という放し飼いの環境で育った鶏を使用した佐賀・有田のご当地料理も県外からも購入する人がいる品。伊万里にしても、有田にしても陶器で有名で、器に加えて食でも知られる場所になっている。
「ありたどり唐揚げ」の10位に続いて、11位は佐賀の呼子の「イカ活造り定食」。呼子は、イカで有名な場所。2010年4月「呼子台場みなとプラザ」という新鮮な魚介類、野菜、果物を販売する直売所がオープンした。
また佐賀のご当地グルメに「シシリアンライス」というものがあり、これを「はなまるマーケット」が紹介。このシシリアンライスは、長崎にあるトルコライスの影響を受けているらしい。
そして佐賀の人が食へ対してどれだけ貪欲なんだ!と感じさせるエピソードがある。それは江戸時代に外国から伝わった菓子を現代に復刻させた話。佐賀市の和菓子屋が江戸時代のポルトガル伝来の南蛮菓子を4年間費やして復刻し「肥前ケシアド」という名前で、去年の9月に販売を開始し、週に2千個焼き上げるほどの人気商品として現代に南蛮菓子を復活させた。
実はこの復刻へ向けて試作を繰り返す4年間は、全体のプロセスからすれば終盤だったのかもしれない。というのも製作するために、まず当時の作り方を理解する必要があった。佐賀市の和菓子屋「鶴屋」は、代々伝わる18世紀半ばからの南蛮菓子の製法書を解読するために10年間費やしている。製作に試行錯誤する4年間というスパンに驚いていたが、そもそも製法書を解読するのに、実は10年という歳月があった。
この鶴屋は1639年頃に創業した和菓子屋で丸ボーロが有名。ここの2代目が1680年頃に長崎の出島でオランダ人から学び、佐賀に持ち帰ったという歴史がある。ここにも「トルコライス」と「シシリアンライス」の関係のように、佐賀と長崎の密接な関係がある。
そして九州ご当地でナンバーワンを獲得した伊万里は、特産のブドウと梨を香港へ輸出して、「伊万里ブランド」を香港で広める考えで、伊万里を外へ強く発信し始めている。
佐賀の人たちは、昔から長崎経由で食に関する情報を得たり、南蛮菓子を解読して現代にアレンジを加えたお菓子を復刻したり、使える部分を見抜き、それを自己流で活用する。これはまさにDJ島の伝統だと感じた。ミックスすることは、特別なことじゃなく昔からやっていたことで、今でもその感性が九州に続いている。そして特に佐賀は食のサンプリング能力が高い気がした。
九州は昔から琉球や中国などの多数の経路を通して情報が流入し、それらを伝統的に上手くミックスしてきた島。中国、台湾、朝鮮に近く、また南蛮文化や出島を通じて欧州の「食文化」が入ってきた島だから、諸外国の食情報を蓄積し、アーカイブし、活用してきた。そしてそれらの文化を上手くミックスしてきた。だから南蛮菓子をサンプリングするような「DJ作業」は九州人は得意だと思う。
そしてこれらの佐賀の動向から佐賀は面白くなる気がした。佐賀は、地元を強く意識して、インパクトのあるものを生み出している。
そしてこのランキング10位の「ありたどり唐揚げ」という放し飼いの環境で育った鶏を使用した佐賀・有田のご当地料理も県外からも購入する人がいる品。伊万里にしても、有田にしても陶器で有名で、器に加えて食でも知られる場所になっている。
「ありたどり唐揚げ」の10位に続いて、11位は佐賀の呼子の「イカ活造り定食」。呼子は、イカで有名な場所。2010年4月「呼子台場みなとプラザ」という新鮮な魚介類、野菜、果物を販売する直売所がオープンした。
また佐賀のご当地グルメに「シシリアンライス」というものがあり、これを「はなまるマーケット」が紹介。このシシリアンライスは、長崎にあるトルコライスの影響を受けているらしい。
そして佐賀の人が食へ対してどれだけ貪欲なんだ!と感じさせるエピソードがある。それは江戸時代に外国から伝わった菓子を現代に復刻させた話。佐賀市の和菓子屋が江戸時代のポルトガル伝来の南蛮菓子を4年間費やして復刻し「肥前ケシアド」という名前で、去年の9月に販売を開始し、週に2千個焼き上げるほどの人気商品として現代に南蛮菓子を復活させた。
実はこの復刻へ向けて試作を繰り返す4年間は、全体のプロセスからすれば終盤だったのかもしれない。というのも製作するために、まず当時の作り方を理解する必要があった。佐賀市の和菓子屋「鶴屋」は、代々伝わる18世紀半ばからの南蛮菓子の製法書を解読するために10年間費やしている。製作に試行錯誤する4年間というスパンに驚いていたが、そもそも製法書を解読するのに、実は10年という歳月があった。
この鶴屋は1639年頃に創業した和菓子屋で丸ボーロが有名。ここの2代目が1680年頃に長崎の出島でオランダ人から学び、佐賀に持ち帰ったという歴史がある。ここにも「トルコライス」と「シシリアンライス」の関係のように、佐賀と長崎の密接な関係がある。
そして九州ご当地でナンバーワンを獲得した伊万里は、特産のブドウと梨を香港へ輸出して、「伊万里ブランド」を香港で広める考えで、伊万里を外へ強く発信し始めている。
佐賀の人たちは、昔から長崎経由で食に関する情報を得たり、南蛮菓子を解読して現代にアレンジを加えたお菓子を復刻したり、使える部分を見抜き、それを自己流で活用する。これはまさにDJ島の伝統だと感じた。ミックスすることは、特別なことじゃなく昔からやっていたことで、今でもその感性が九州に続いている。そして特に佐賀は食のサンプリング能力が高い気がした。
九州は昔から琉球や中国などの多数の経路を通して情報が流入し、それらを伝統的に上手くミックスしてきた島。中国、台湾、朝鮮に近く、また南蛮文化や出島を通じて欧州の「食文化」が入ってきた島だから、諸外国の食情報を蓄積し、アーカイブし、活用してきた。そしてそれらの文化を上手くミックスしてきた。だから南蛮菓子をサンプリングするような「DJ作業」は九州人は得意だと思う。
そしてこれらの佐賀の動向から佐賀は面白くなる気がした。佐賀は、地元を強く意識して、インパクトのあるものを生み出している。
ラベル:
DJ島/DJ island,
九州/Kyushu,
混合/mix,
地域食/local food
2010/08/28
DJ島と九州新幹線のミックス
熊本市の鶴屋百貨店が2011年3月11日開業予定の九州新幹線の効果で、外国人の旅行客が増加すると見込み、その「備え」として外国人案内所や商店街の情報を準備しているらしいが、どれほどの外国人が来るのだろう?
このニュースを読んで、どの程度の外国人が「九州」を認知し、またどんなイメージを持っているかと思った。
もう実際にあるけど、例えば「東京と大阪が新幹線で結ばれた」というニュースは外国人観光客を増やす気がする。共に外国の都市と繋がっている成田空港と関西国際空港があり(繁華街から遠いけど)、なにより東京、大阪(関西一帯)はキャラが強い。
強調したいのは人を呼ぶには、「キャラ」が大事で、そして外国人を九州に呼び込むにはインパクトのある「九州のキャラ」が必要。だからこそ九州新幹線も「九州のキャラ」を強くする存在になって欲しい。
話は少しそれるけど、福岡が「アジアの玄関口」と呼ばれるが、「玄関口」という字面の響きがボケっとしてて、積極性に欠けるイメージ。だから「アジアの玄関口」では、キャラ立ち出来ないと思う。
話は、九州のキャラに戻って、九州といえば「DJな島」。レコードがない時代からすでにDJをしていたのが「九州」というのが自分の中での九州のキャラ。唐突にDJと言ったけど、九州は大昔から中国大陸と交易をしていた。あの金印が発見されたのは福岡の志賀島。そして中国との貿易、また南蛮貿易を通じてスペイン、ポルトガル、そして長崎の出島を拠点にオランダ、欧州の文化を自分達なりに解釈して、自国のものと上手く組み合わせ、効果的にミックスしてきた。蘭学もそんなDJ作業から生まれた学問だと思う。これがDJな島、九州のキャラ。だから九州=DJ島は、中国、韓国、スペイン、ポルトガル、オランダなどの文化が混ざった上に成り立っていて、多くのDJが大昔から多く存在していた。特に長崎の「出島」はDJにとって当時最先端のハコだったと思う。当時、高野長英もわざわざ音源を求めて長崎留学している。
例えばカステラは「DJ島」から生まれたもので、ポルトガル経由の長崎育ち。カステラは、これまで宮沢賢治、永井荷風、斎藤茂吉、与謝野晶子、そして向田邦子といったクリエーターに出会っている。今では「生カステラ」まで存在して人気だということを考えるとカステラはサンプリングの素材として一流。さらに「韓国マッコリ長崎カステラ」というものまで登場している。
だから九州新幹線には交流を活性化せさ、九州に将来、「テクノカステラ」みたいな面白いものが誕生するような島にして欲しい。九州には多くの島があり、それらの島々は韓国、台湾のすぐ近く。五島列島の西には済州島、朝鮮半島が位置する。そして南西諸島の すぐ南には台湾。九州新幹線が博多港や鹿児島発のフェリーなどのローカルな交通と緊密に連携して、それがスムーズに韓国や台湾などと繋がる流れが出来るとより人々の動きが盛んになる。だから九州新幹線を考える際に、「九州」だけに絞らずに、朝鮮半島、済州島、上海沿岸、南西諸島、台湾まで含めたエリアで 九州新幹線がどれだけ影響を与えることが出来るかその可能性を高めていくことが大事だと思う。
現在、福岡と東南アジアの空の接続は良くて、福岡空港には多くのアジアへのフライトがある。大連、瀋陽、北京、青島、上海、武漢、広州、香港、台北、ソウル、釜山、済州島、ハノイ、ホーチミン、バンコク、シンガポール、マニラ、そしてグアム。一方で鹿児島空港はソウルと上海の国際線フライトの2つ。けれど90分で鹿児島空港から仁川国際空港に行けて、各国と繋がる。今後、海と空と陸の交通が充実していけば多様な交通ルートが生まれる。
最後に福岡は特に芸能人が多くて、熊本はファッション関係者が多いらしい。昔の画家だと黒田清輝、藤島武二、青木繁、古賀春江が九州出身。つまり九州は昔から強いキャラ を輩出している。それは九州の人にあれこれ自分なりにミックスして、組み合わせてキャラの強いものを生み出すDJ気質が伝統的にあるからだと信じている。九州新幹線は周辺とミックスしてDJ島を盛り上げるチャンスがあると思う。
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