2011/09/30

北千住と上海の過熱感

北千住に東武鉄道が伊勢崎線北千住駅構内に飲食、物販、鮮魚店、スイーツなど11店舗を開く。この日経新聞の記事によれば、伊勢崎線で最も乗客数が多いのが北千住。北千住の印象は、有機的な街。しかもちょっとした猥雑感を含む有機的な街。例えば猥雑感のある北千住に対して、吉祥寺は自然によって人々を繋ぐ有機的な街。街が有機的であれば、人々の動きや消費活動が促進され、街に熱が生まれる。

他の日経新聞の記事で気なったのが、中国への投資が製造業からサービス業へ移行しているというもの。例えば、料理教室を運営しているABCクッキングスタジオは、上海の超高層ビルの一室でパンやケーキの調理法を教えている。昨年に開いた一号店が行列が出来るほど人気だったため、今年の七月に二号店をオープンした模様。現在、中国で中間層と富裕層が急拡大し、食生活が西洋化しており、その結果、西洋の料理に興味を持った中間層が生まれた。豊かさは、人々のの興味を刺激している。中国はいま、それをハイスピードで経験している。中国人が豊かになり、彼らの嗜好の変化を正確に読み取る企業が、中国マーケットを制すると思う。例えばTOTO、ヤマハ、シマノなどはリッチな中国人から愛される商品を生産している気がする。

上海はブームだ。富裕層が急激に増加し、これまでの狭い貧しい世界から楽しい刺激的な生活を望む人々が出現した。貧しかった状況から急速に富裕層になった中国人は惜しみなくお金を浪費し、これまで経験出来なかったことをやって楽しんでいる。楽しむ人々が街に部分的に過熱感を与えている。そして過熱のニュアンスを知ることが大事だ。要は、北千住は弱火で、上海は強火というわけじゃない。

2011/09/29

日経から引っかかるニュース

「イトーヤ ウィズ ユナイテッドアローズ」。これは、老舗文房具店の伊東屋とセレクトショップのユナイテッドアローズが共同でオープンさせる店舗名。日経新聞によれば、このショップは10月15日にオープンする東京・有楽町の阪急メンズトーキョーの地下一階に店を構える。お洒落なイメージのユナイテッドアローズとコンビを組むことで、文房具のファッション性を訴え、今後は商品の共同開発も予定。伊東屋とユナイテッドアローズの組み合わせから「上質なライフスタイル」の提案が見えてくる。

他の記事で気になったが、セブン&アイ・ホールディングスが高級プライベートブランド商品「セブンゴールド」という冷凍食品を販売するというニュース。中華タイプのメニュー「金の海老チリソース」と「金の黒酢酢豚」は398円という価格で今後、セブンイレブンなどで販売される。消費者が気兼ねなく手を出せる価格帯で、若干の贅沢感を味わえるという商品。それは、洋でもなく、和でもなく、中華だ。「フレンチは鼻で味わい、中華料理は舌で味わい、日本料理は目で味わう」。中華は舌にアピールする。

またソフトバンクが海外送金サービス事業に参入するというニュースも引っかかった。フィリピンの通信会社と組み、スマートフォンを活用した送金サービスを開始する。モバイルバンキングは、これから伸びる分野だと強く思う。根拠は、モバイルバンキングの技術が発達し、便利で早くて安く済むようになるというもの。そして通信のインフラが整っていない場所では、モバイルが銀行の役目を果たす。アジアには、そのような環境の場所がまだまだ残っている。

最後にマーケットでお金の流動に変化が起きているという記事。海外投資家は、新興国や株式市場から資金を引き揚げ、安全資産とされる先進国の債権に資金をシフト。安全第一を求める状況です。

2011/09/20

台湾のオンラインゲーム企業

気になったニュースはGAME Watchに載っていた台湾のオンラインゲーム会社の記事

お金が流れるストーリー 

台湾のオンラインゲーム会社、ガマニアデジタルエンターテイメントが9月8日、9日と二日間に渡り、メディア向けの宣伝イベントを開催した。ガマニアがビジネス展開している地域のメディアを招待し、20以上の新作タイトルを披露。開催地は、台北華山藝文中心という元酒造工場をリノベーションした所で、今回のイベントはその一部を使用している。このレンガ造りの建物で見せ物があり、コンパニオンがいたりの派手なオープニングの様子を見ると、オンラインゲーム会社のオフラインでの心意気というものを感じます。

そもそもガマニアデジタルエンターテイメントとはどんな企業なのか?GAME Watchのガマニア創業者へのインタビュー記事によれば、この会社のCEOは、劉柏園 (Albert Liu)という1970年生まれの元プログラマー。自分で開発したゲームソフトの利益を元手に1995年に「富峰群企業」を設立し、1999年に現在 の社名「ガマニアデジダルエンターテイメント」に変更。ガマニアは、台湾で初めて海外展開したオンラインゲーム企業で、支部が東京、ソウル、上海、北京、香港、また、北米とヨーロッ パにも展開し、ウィキペディア情報によれば1千万人のユーザーがガマニアのオンラインゲームに登録している。オンラインゲームの他にもアニメや課金決済ビジネスなどビジネス分野を拡大し、ガマニアグループの昨年の売上は、158億円ほどでゲーム会社としては、中規模であるけれどもオンラインゲーム業界におい てトップレベルの存在のようです。

モバイルを通じて楽しむエンターテイメント産業には勢いを感じる。日本でもグリーやモバゲーを展開しているDeNAに注目が集まってます。またグーグルが、125億ドル(約9600億円)を費やしてモトローラを買収したのもモバイル市場を最重要視している証拠でしょう。モバイルビジネスは、ゲームコンテンツの他に、電子書籍、音楽配信、教育(バングラディシュでは数ドルで英語のレッスンを電話を使って受けることが出来る)などデジタル化するものは、どんどんモバイルに繋がっていく。

またガマニアが現在進行させているビジネスにオンライン上の決済システムがある。「GASH」という課金プラットホームを進化させた「GASH+」(ぎゃっしゅぷらす)という課金決済ビジネスに乗り出すようで、ガマニアによれば「台湾、香港、韓国、中国、アメリカとヨーロッパ市場の7大市場におよび、70社以上の企業へグローバル課金プラットフォームを提供し、国際的なデジタルエンターテイメント決済システムの構築を目標に、オンラインゲームから映像コンテンツ、電子書籍、ソーシャルネットワーク等、あらゆるデジタルコンテンツを提供」する。また、GASH+は、仮想通貨プラットフォームのFacebook Creditsに対応しているためわざわざクレジットカードを使う必要が無い便利さがあるようです。オンラインゲームに加え、デジタルコンテンツの課金決済のビジネスを手掛けるあたりが、ガマニア独特の嗅覚なのでしょうか。

いろいろオンラインゲームについて書いたけれど、今のところ一切興味が無いという心境。けれど、オンラインゲームの動向は気になるところです。

2011/09/14

今週の福岡ウォッチ

気になる福岡のニュース

1、福岡ーホノルルの定期便をデルタ航空が運行へ 

米国のデルタ航空が2011年の12月28日から福岡ーホノルル間の定期便を運行する。同区間は、1998年にノースウエスト航空、続いて2005年に日本航空が運休しており、今回のデルタ航空の定期便は6年ぶりの福岡−ホノルル間の復活となる。この区間が再び運行される背景には、急激な円高と震災後の自粛ムードの緩和がある。

現在、九州からハワイへの年間旅行客数は5万人ほどで、福岡県知事は、九州新幹線の開通により九州各県からのハワイへの旅客者数が増加すると見込んでいる。

デルタ航空によれば、ホノルル便は週に4〜7往復。機材は、ボーイング767ー300ER (209席)で、夏の閑散期や年末年始の繁盛期によって運航便数を増減させる。所要時間は片道約8〜9時間。この便の福岡発の出発時刻は都合がいい。夜の8時30分に福岡を発ち、ホノルルに朝の9時頃に到着する。日常生活通りの時間帯に睡眠を取ることが可能になる。

JTB九州によれば、ハワイは強化したい旅行先。夏や年末年始のホノルル行きのチャーター便ではほぼ満席になるほどの人気で、今年の夏休み期間中のハワイ旅行者数は、前年同月比で30%増。福岡でのハワイ需要は高いとみている。


2,ハワイアン航空も福岡ーホノルル線を就航

2012年4月からハワイアン航空が福岡−ホノルル間の運行を開始する。デルタ航空に続き、ハワイアン航空が福岡ーホノルル間の定期便運行を決断した。そこには「九州新幹線」の存在が意外と効いてる気がした。またハワイアン航空は、福岡から地理的に近い台湾や韓国からの利用客も見込んでいる。

福岡は上海、台北、ソウルなどアジアへのアクセスの良さは知られている。アジアへのアクセスの良さに加え、福岡が九州各地、周辺(九州各地に加え、台北、釜山などからも)から「太平洋」へ向かう旅行者の「出発点」になれば「アジアの福岡」という評判に「太平洋に行くなら福岡」という新鮮なイメージが生まれそう。「アジアと太平洋を繋ぐ場所ー福岡」。アジア方面にも強く、ハワイへのアクセスも整ってくる福岡は面白い都市になる。

ウクレレサウンドにラップを乗せる「とんちピクルス」が誕生したのも福岡。ハイブリッドな感性が福岡にある。福岡にはどんどん太平洋から新たな航空会社が来て欲しい。


3,福岡県とハワイの姉妹提携30周年

福岡県とハワイ州が姉妹提携締結から30周年を記念して、アクロス福岡で記念イベントを開催。福岡とハワイは30年という姉妹提携の歴史がある。


4,商業施設「レソラ天神」がオープン

福岡に最近、JR博多シティなど新しい商業施設がちょこちょこ出来てる。


5,久留米で焼きとりフェス開催

第9回目となる「久留米焼きとり日本一フェスタ」が福岡の久留米で開催される。久留米が焼き鳥で有名だと初めて知る。


6,福岡産イチジク「とよみつひめ」のPR

福岡県やJA全農ふくれんが福岡産イチジク「とよみつひめ」のPRを首都圏で行っている。この「とよみつひめ」と名付けられたイチジクの特徴は、他の品種に比べ糖度が高く、全国で唯一イチジクの育成研究をしている県農業総合試験場豊前分場が開発した。福岡県は、イチジクの栽培面積が全国2位らしい。生産量全国トップは愛知。


7,JR博多シティの集客力

今年の3月3日にオープンしたJR博多駅の新駅ビルの「JR博多シティ」が、好調だというニュース。集客力があるのは、「博多阪急」、9階のレストラン街「くうてん」と10階にある屋上庭園「つばめの杜ひろば」。やっぱり「美味しいご飯」と「遊び場」という組み合わせは強い気がした。


8,JR博多シティ屋上で「九州ワインフェスタ」を開催

九州の地産ワインを集めたイベントで、福岡、大分、宮崎、熊本など九州各地から届いたワインを1500円で飲み放題出来る。九州でワインを生産しているとは知らなかった。焼酎や日本酒の生産が盛んなイメージがあり、ワインを作っているのは意外だった。九州の人は、新しいことをやりたがる性分だと感じる。


9,九電工のオリーブ専門店が大名にオープン

このニュースの驚きは、 オリーブ専門店の運営会社が九電工という電気設備の工事を担う会社だということ。「電気とオリーブ」。全く関係の無い組み合わせで、意外だった。この企業は熊本の天草でオリーブの栽培事業を始めたようで、このノリに驚く。実は、JR九州もニラやミニトマトの栽培をしており、多分野に積極的に進出する姿勢は、九州企業の正確だとも感じた。


10,ドレッシングのピエトロが六本木ヒルズに期間限定のアンテナ店を開設

ドレッシングの製造販売、そしてレストランを展開しているピエトロが商品認知向上のためにアンテナ店を開設する。ショップ名は、「ピエトロステーション ファーストサテライトショップ」という直球型のネーミング。アンテナ店ではドレッシングやパスタソースなどを販売し、ピエトロ商品を使ったパスタプレートなどの日替わりメニューをだす。またショップに小売店関係者を招き、売上の52%を占める食品事業と通販事業の強化を目指す。


11、独自の無線技術でコストを抑え天神地下街をwifi化

九州大学とPicoCELA株式会社が独自の無線中継技術で福岡天神地下街にwifi化を実現した。この技術は、小型無線中継wifiアクセスポイントを用いることで、LANケーブル敷設の手間と費用を省くことが可能となった。この技術が備わっている製品が「PCWL-0100」という代物。配線が不要というだけで、かなりいろんな場面で活用されそう。地元で生まれた技術が、地元で活用されることがいい。地元を知る人が、地元の豊かさを強く望む。

2011/09/12

今週の香港ウォッチ

気になる香港のニュース

1,香港は犬・猫42万匹のペット市場

香港全体の約10%の世帯が犬か猫を自宅で飼っている。収入と飼育率が比例しており、世帯月収が4万HKドル以上の世帯の犬飼育率は、約11%で1万HKドル未満の世帯は約4%の飼育率。
なぜこのニュースが気になったのか言えば、果たして香港でペット調査が可能なの?という単純な理由から。ちなみに日本の犬猫飼育頭数の合計は、約2234万頭。


2,キャセイパシフィックがプレミアムなエコノミークラスを導入

 来年以降にキャセイパシフィックはプレミアムエコノミークラスを導入する。路線はオーストラリア、ヨーロッパ、中東、北米向けとなる。「ちょっと贅沢」っていう気持ちにさせるサービス・商品は、これから需要がありそうな気がする。日本の場合だと、時代の雰囲気が、贅沢市場・商品を縮小している気がしてならない。


3,Li & Fungのチーフが香港にシンクタンクを立ち上げる

国際的貿易企業のLi & Fungは、シンクタンク立ち上げの理由に、ビジネスの重心がアジアに移動し、それに伴いアジアで何が起きているか知りたいという需要があるとのこと。ビジネスの重心が東に移動すれば、情報もアジアから生まれる。アジア発の影響力のあるメディアも現れてくるんだろうか?


4,香港の観光収入

香港の小売は調子がいいらしい。特に裕福になった中国人が香港でお金を落としてるようで、宝飾品の売れ行きが好調のようです。パッと見て、一瞬で金持ちと認識されるような成金向け商品ですね。ぜひ、成金の豪快さ披露して欲しいです。バブルの肖像という本でバブルを謳歌した人々の何かに突っ走る豪快さは、バブルの時に強烈に生まれるなものだと記憶している。


5,ワインオークション、香港がニューヨーク、ロンドンを抜く

香港がワインオークションの王者へ。香港は、政府が2008年に酒税を撤廃し、ワインビジネスが活発化した。中国の富裕層が高価なワインを求め、需要が増大。またワインビジネスが活発になるにつれ、貯蔵庫や運輸などワインビジネスを支える環境面も改善した結果、ますます人、ワイン、金を香港に呼び込んだ。ワインビジネスが発展すると、それに呼応してビジネス活動が様々な分野へ波及する。 それにしても何でワインは金持ち受けがいいんだろうか?

2011/09/11

今週のハワイウォッチ

気になるハワイのニュース

1、ポルトガルのルズエアーが日本国内11都市とホノルルを結ぶチャーター便を21本運行する計画

この計画の背景には旅行会社から「地方空港発ハワイ直行便」の強い要望があるとのこと。発着地は、新千歳、花巻、仙台、福島、小松、名古屋、関西、広島、山口、熊本の11都市。なぜポルガルの航空会社がこの仕事を担うんでしょうか?このブログにルズエアー事情が紹介されてます。

2,ディズニーがハワイにリゾート施設をオープン

8月29日に、米ウォルト・ディズニーが「アラウ二・ディズニー・ハワイ・リゾート&スパ」をオアフ島の西岸にオープン。アラウ二というハワイの言葉は「メッセンジャー」という意味があるみたいです。

3, 海外挙式、ハワイがトップ

 結婚式以外の時間を楽しめる場所という理由でハワイが人気。ハワイは、海外の雰囲気を味わえ、緊張感を必要しないところが人気だと思う。
個人的には、なぜか分からないがハワイで「日本の昭和」を感じる。昭和の時代を生きてない。けれども、そんな気持にさせるハワイに惹かれる。

4、ハワイの著名なシェフが福岡でハワイの食文化を紹介

福岡県とハワイ州は姉妹都市。その30周年を記念して、福岡アメリカン・センターが企画したもの。ハワイのシェフ、サム・チョイは、「ハワイ三大シェフ」として知られている。

5,危険なほど魅力的なサーフィン大会が開かれる

伝説的サーファー、エディ・アイカウの名前から取られたサーフィンの大会「クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ」は、25年間のうちわずか8回の開催で、最後に開催れたのは2004年。波がむちゃくちゃ高いときにだけ開催される。ハワイは、地球のエネルギーを感じることが出来る場所でもある。

2011/09/08

今週の台湾ウォッチ

気になる台湾ニュース

1,台北の鉄道グッズが人気。年間収益3千万円

台北の地下鉄会社が四つの販売拠点とネット通販で鉄道グッズを販売し、年間の収益が3千万円へ。以前に、台湾の高速鉄道に乗ったときに、駅や列車で働いている人の制服が格好よかった記憶がある。販売しているものは、台湾新幹線のミニカーやハンカチに加え、ウインドブレーカーまで472種類の商品を販売してるようで、けっこうデザインがいいのかもしれない。


2,台南市が金沢21世紀美術館にアドバイスを求める

台南は、台湾南西部の187万人の都市。台南市は、美術館建設・運営方法を学ぶために、金沢の市長と館長を訪れる予定というニュース。また、ソウルの美術館が金沢21世紀美術館の学芸員を派遣して欲しいと要請している。台湾や韓国の美術館がアドバイスを金沢21世紀美術館に求めているというのは、面白い。日本の地方でも際立った仕事をすれば、海外もその仕事を見逃していないと思った。


3,台湾発祥の猫カフェ

台北のゆったり感に猫カフェあり。


4,アート台北が開催される

アート台北は、アジアで最も古いアートフェアで、今年で18回目の開催。124のギャラリーが世界中から集まり、8月26日から29日までやっていた。台湾は、熱心なアートコレクターがいることで有名で、今回のフェアでは地元の台湾のギャラリーに加え、多くの日本のギャラリーも参加してます。他にも、中国、香港、ソウルなどからも。ニューヨーク、ベルリンからはわずかです。インドや中東など新たなアートフェアが世界中で続発する状況で、どこのアートフェアが面白いのか気になる。


5,台北のホテルのアートコレクション

ここで紹介されているアーティストは、ウォーホル、ダリなど西洋もあれば、Yang Yongliang,(杨永亮)  Ju Ming朱銘), Gao Xiaowe(高孝午)という中国、台湾の美術家達も。台湾の人達がどんなコレクションをしているか知ることが出来る面白い機会ですね。

2011/09/04

今週の福岡ウォッチ

気になる福岡ニュース

1,アジアの文化・芸術の祭典が9月1日にはじまる

福岡アジアマンス 2011」は、1989年に始まった福岡で開催されるアジアの文化を発信する芸術祭。アジアの映画、舞踏、音楽などを紹介する。この祭典に1991年から始まった「アジアフォーカス」というアジア映画を特集する映画祭がある。今回上映される映画で気になったのは、台湾映画の「台北カフェ・ストーリ」(原題:第三十六個故事 英題:Taipei exchanges)というカフェが舞台の映画。人が来ないカフェに「物々交換」というアイデアで、人の動きを生み出すとこに興味があった。


2,ふるさと納税「うなぎ」のぼり

福岡県大川市が一万円以上の納税した人に、お礼に送る特産品でウナギとイチゴが人気だというニュース。うなぎが大川市の特産品とは知らなかった。


3,大濠公園近くにドッグカフェ「ワンパーク」がオープン

ランナーや犬の散歩をする人が大勢いる大濠公園にドックカフェがオープン。このカフェの構成は、1階にランナーのためのコインロッカー、2階にペットホテル、3階にペット用品・雑貨ショップ、そして4階にペット同伴可能ペットカフェ。ますます福岡は、「住」の充実が高まっている場所だという印象です。


4,玄海灘を目の前に芥屋で「大人の学園祭」

「野外フェス」に文化人のトークライブを持込み「大人の学園祭」へ。野外フェスは、若者のものという印象があるけれど、年配者向けの「文化人野外フェス」という文化人・作家など知的好奇心を刺激する人々を呼び、その人達と優雅な時間を過ごすイベントがあってもよさそうですね。自然豊かな環境で、宿泊は「テント」ではなく、「質の高い」ホテルや旅館で開催。「若者」が手を出せないプライス設定。贅沢な大人だけの野外フェスです。

ヒップホップ業界地図

ヒップホップ業界のの名前は、おもしろい。例えば、The Rootsのドラマーの名前は、?estlove(Questlove)ですね。妙に言葉にヒネリを入れたがるヒップホップ業界の感性には、関心を寄せています。

The Economistの言語の話題を取り扱うジョンソンというブログでヒップホップ業界の名前を(ラッパーの名前やレコード会社)マッピングしてるサイトを紹介していて、これは眺めるだけでも楽しい。いろんなラッパーの名前がどのような言葉やコンセプトから生まれ、どう繋がっているのか知るのは興味深い。例えば、Fresh Prince (Will Smith)はnoveltyとprinceというカテゴリーで分類されている。そしてnoveltyというカテゴリーからは、Fresh PrinceのほかにMannie FreshやFresh Kid Ice(初めて知った)というラッパーたちがいてfreshは、需要のある単語なんだと思った。ヒップホップのリリックの中でもよくfreshは聞く。
ヒップホップ業界はフレッシュさを求めて、言葉のイノベーションに奮起してますね。

以下「ヒップホップ業界地図」に登場しているラッパー達。
                 
Xzibit (audacious misspelling) 
                        
Swizz Beatz (audacious misspelling)
T-Pain (letters)

Q-Tip (letters)

 Gang Starr (star)


Black Star (star)


Nate Dogg (doggs)


Snoop Dogg (doggs)


Andre 3000 (numbers)


 50 Cent (numbers)