2011/12/10

中国攻略に向けて、博報堂とJTBの連携プレー

博報堂はJTBと組んで、中国人を対象に、日本の工場や研究所の視察ツアーを今月中に始める。日本のものづくりの現場を見たいという中国人が増えている点に着目した。視察を受け入れる企業にとっても、技術力などをアピールでき、中国市場での販売促進などにいかせる。

博報堂とJTBがツアーを組み、参加する中国人を募集する。JTBは5月、日系企業として初めて、中国政府から海外旅行業務への参入で許可を受けている。日本を訪れる観光客は年850万人で、このうち140万人が中国人。帰国後、日本での体験を「中国版ツイッター」などへ投稿する人たちも多い。こうした中国人に実際の製造や開発の現場を見てもらい、その感想を現地で広めてもらえば、中国でのブランド力向上に役立てられると見ている。

博報堂は9月以降、中国市場に参入する企業向けの支援事業を相次ぎ立ち上げた。中国人留学生を活用して中国向け製品の開発に役立つ意見を収集するサービスや、ソーシャルメディア上で製品の口コミや記事がどんな反響を集めるかを分析するサービスを提供中。こうした既存サービスと組み合わせて提案、顧客企業の中国事業拡大を後押しする。日経より。

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