2011/12/17
中国きっての国際派企業、華為技術
中国で最も成功した多国籍企業といわれるのが華為技術(ファーウェイ)だ。新興国市場で蓄えた力で先進国に進出し、世界2位の通信機器メーカーに躍進した。通信会社向けの設備製造を中核事業にしてきたが、最近は企業の情報システムやスマートフォンへの進出も著しい。
危険地域も恐れぬバイタリティーが持ち味だ。1988年の創業後、電話交換機などの設備で大手が手薄の農村部から国内市場を攻略。さらに移動通信の基地局需要が急拡大したアフリカや東南アジアに打って出た。売上高に占める海外比率は65%に達している。
企業システムはネットワーク上でデータを管理するクラウドに移行する大変革期。華為は飛躍のチャンスにしようと貪欲だ。社員の5%の6千人をクラウドの技術開発に投入しているが、来年は1万人に増やす。日経より。
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