北千住に東武鉄道が伊勢崎線北千住駅構内に飲食、物販、鮮魚店、スイーツなど11店舗を開く。この日経新聞の記事によれば、伊勢崎線で最も乗客数が多いのが北千住。北千住の印象は、有機的な街。しかもちょっとした猥雑感を含む有機的な街。例えば猥雑感のある北千住に対して、吉祥寺は自然によって人々を繋ぐ有機的な街。街が有機的であれば、人々の動きや消費活動が促進され、街に熱が生まれる。
他の日経新聞の記事で気なったのが、中国への投資が製造業からサービス業へ移行しているというもの。例えば、料理教室を運営しているABCクッキングスタジオは、上海の超高層ビルの一室でパンやケーキの調理法を教えている。昨年に開いた一号店が行列が出来るほど人気だったため、今年の七月に二号店をオープンした模様。現在、中国で中間層と富裕層が急拡大し、食生活が西洋化しており、その結果、西洋の料理に興味を持った中間層が生まれた。豊かさは、人々のの興味を刺激している。中国はいま、それをハイスピードで経験している。中国人が豊かになり、彼らの嗜好の変化を正確に読み取る企業が、中国マーケットを制すると思う。例えばTOTO、ヤマハ、シマノなどはリッチな中国人から愛される商品を生産している気がする。
上海はブームだ。富裕層が急激に増加し、これまでの狭い貧しい世界から楽しい刺激的な生活を望む人々が出現した。貧しかった状況から急速に富裕層になった中国人は惜しみなくお金を浪費し、これまで経験出来なかったことをやって楽しんでいる。楽しむ人々が街に部分的に過熱感を与えている。そして過熱のニュアンスを知ることが大事だ。要は、北千住は弱火で、上海は強火というわけじゃない。
0 件のコメント:
コメントを投稿