2011/10/01

人民元への圧力

日経新聞によれば、29日の上海外国為替市場で人民元の対ドルレートが1ドル=6.3983元と基準値から下限となる0.5%まで下落して取引を終えた。終値が基準値から0.5%下落するという出来事は見慣れないらしい。

では、下限リミットとなっている0.5%の下落を記録した背景は何なのか?ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によれば、それは中国経済がハードランディングするのではないかという懸念が再浮上した状況で、米ドルという安全逃避への買いのためだと説明している。

またウォール・ストリート・ジャーナルの人民元に関する記事に、河南省鄭州にある人民銀研修機関のワン・ヨン教授が「 状況が許せば、10月から人民元の対ドルでの1日の許容変動幅を基準値の上下約1%とし、2015年以降は同2%前後に拡大しても害はないだろう」と日刊経済紙「Economic Information Daily」に語った。

人民元が政府のコントロールから離れていくのか気になるところです。

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