27日の日経平均は4営業ぶりに反発した。欧州連合首脳会議を控え様子見ムードが強い中、内需関連株が物色された。終値は66円高の8730円で高値引け。目立った動きは、不動産株で大幅に上昇する銘柄も。一方円高の進展で、輸出関連株は一部で下げが目立った。商いは盛り上がらず東証1部の売買代金は1兆円を割り込んだ。
香港ハンセン指数は約1%高の19176ポイント。中国政府による新たな景気策が発表され市場が好感。香港株式市場は続伸。
コーヒーのニューヨーク先物は、上昇後、一服模様。
日経の商品市況欄に発電用石炭価格続落の記事。下落の理由は米国や南米からアジア市場向けに割安な石炭の供給が増えているが、中国の需要が伸び悩み需給が緩和しているため。スポット価格の下落で長期契約向けの調達でも先安感が強まっている。
他の商品トピックは、輸入合板、トウモロコシ価格、そしてアルミニウム地金。輸入合板の日本向け価格が2ヶ月連続で上昇している。マレーシアなどの合板製造会社が出荷価格の引き上げを提示。原料となる丸太価格が高止まりしており、人件費も上昇傾向にある。また、米国で作柄悪化懸念でトウモロコシの先物価格が月初めに比べて約15%値上がり。一方、アルミニウム地金の国際価格がファンドの売りで2年9ヶ月ぶりの安値をつけている。
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