22日の東京株式市場で日経平均は3日ぶりの小反落。前日比25円安の8798円で取引を終えた。欧米株の下落や大手金融機関の格下げなどが市場心理を冷やし、寄り付きは下げで始まった。けれど売り一巡後は下げ幅を縮め午後には一時プラスに転じる場面もあり、底堅い動きを見せた。欧州危機への警戒感が後退しつつも、米国の経済指標で落ち込みを示す内容が出てる状況では積極的な買いは控えられている。再び、東証1部の売買代金は1兆円を割り込んだ。
香港ハンセン指数は続落。1.4%安の18995ポイントで、心理的節目の19000ポイントを割り込んだ。中国やユーロ圏の経済指標が軒並み悪く、世界景気の減速懸念が広がり、リスクオフの動きが強まった。
昨日の報道の中で眼を引いたのが、セブンイレブンがプライベートブランドの「バナナ」を発売するというもの。ついにコンビニでバナナの特上品を購入出来る時代が来たのかと驚いた。小売りの最先端を走るコンビニ業界の熾烈な商品開発は消費者の想像をどんどん超えている。このバナナのプライベートブランドとしての販売は象徴的な出来事だと思う。付加価値の高い食料品をコンビニが発売するなんて少し前まで考えられなかった。コンビニ進化の新たなステージが始まった気がする。
この商品はプライベート商品「セブンプレミアム」として初の青果で、「フィリピン産高地栽培バナナ」という商品名で発売する。ミンダナオ島の海抜500メートル以上の高地で栽培される。昼夜の寒暖差が大きく、通常の1・5倍の時間をかけて成長するため糖度が増すらしい。
コンビニの成長戦略は予想を裏切るところにある気がする。 今後は、「小売り2.0」目線でコンビニを観察したい。
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