小売業界で屈指の成長を続けるコンビニエンスストア。2011年度の全店売上高は約8兆5000億円と、5年で1割超伸びた。ただ国内店舗数は4万6000店に膨らみ「出店の限界は近い」との指摘も絶えない。「コンビニ飽和論」は本当なのか。ローソンの新浪剛史社長に聞いた。
「コンビニの客層は男性7に対し女性が3。男性客中心の視点を変えれば、ブルーオーシャン(新市場)が広がる。東日本大震災の後、期せずして客層が広がった。スーパーなどに品不足が広がり、高齢者や女性の方々がコンビニで買い物してくれるきっかけになった」
「生鮮をそろえる『ローソンストア100』だけでなく、通常のローソンでも野菜を扱う店を増やしている。2012年2月末には全1万店の半分にあたる5000店で野菜を販売する。1年以上扱っている店での野菜の売上高は前年同月比で2倍の勢いだ。野菜自体の利益率は低いが他の食品などを一緒に買ってもらえる」
「コンビニはイノベーションの固まり。こうでなければ、という定義はない。自分たちにノウハウがないものは異業種と組んで補充すればいい。スマートフォンを使った販売促進ではヤフーと、医薬品の販売では調剤薬局やドラッグストアとそれぞれ提携した」日経より。
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