2011/12/29

「世界の工場」で賃金上昇

低コストの労働集約型産業で「世界の工場」と呼ばれるまでに発展してきた中国広東省で、人件費の上昇が長期的に続く見通しだ。同省は労働者の最低賃金を2015年まで年平均13%以上引き上げる方針。物価高に苦しむ労働者の生活を改善するほか、産業構造の中心を大規模な製造業やサービス業に移す狙いがある。


賃金引き上げには、高い賃金を支払える付加価値の高い産業への構造転換を促す意図もある。広東の労働集約型産業は人件費がより安い中国内陸部や東南アジアの台頭で競争力が低下。省トップの汪洋・共産党委書記は「経済の発展モデルを変えなければならない」と構造転換を急ぐ。日経より。

0 件のコメント:

コメントを投稿