10月11日の日経新聞夕刊にコーヒーの先物価格を「先読み」する記事があった。この記事よればコーヒーの国際価格は、9月に下落基調に転じたけれど、今後の下げ余地は小さいと。
その理由は、コーヒーの最大産地ブラジルで昨年に比べ収穫量が減り、来年の6月の収穫期まで現物の需給は引き締まった状況が続くため。
また、9月のコーヒー相場下落は、コーヒー市場の需給要因ではなく、経済不安からファンドや投資筋がリスクオフの姿勢のため資金がマーケットから流出したことから。
そして来年の6月以降にブラジルでコーヒーの生産量が増加し、供給量がアップすれば、相場も一段安の可能性もある。けれど、生産者が相場の動きに合わせて出荷調整する見込みもあり、コーヒー価格の急落は無いだろうと。
結論は、「コーヒー、下げ余地は小さく」。
コーヒー価格を予想するために、コーヒー生産地の収穫サイクル、投機筋のお金の流れ、コーヒー生産者の状況(逼迫しているのか、余裕があるのか?)を把握する。大切なことですね。ちなみに、当面のコーヒー価格の下値のメドは1ポンド210セントぐらいだと記事で予想しています。
ほかの記事でも、 コーヒー価格を1ポンド200セントを越える水準だと推測している。シカゴ商品先物取引所の2011年12月の値は今のところ226セント。インターコンチネンタル取引所のチャートをみると今年の3月以降の値動きが荒い。今後は、投資家のリスクオフとリスクオンの急激な動きに俊敏に対応する必要がありそうです。
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