2010/09/07

取材密度がある雑誌「飲食男女」

飲食男女は編集部の意気込みが宿る香港の食雑誌。特集ページに注いでいる「エネルギー」は見応えがあり、デザインや構成に「飲食男女」の取材密度を感じる。だからこそ「飲食男女」はただ上品に飲食物を扱う食雑誌と異なり、取材対象への親密度がある。




8月6日号の特集はシンガポール・マレー料理特集。この特集に、海南鶏飯で人気店の味比べ対決があった。
不敵な表情を浮かべているポロシャツのおじさん大丈夫か?



左が海南少爺(ユニフォーム着用シェフ)、右が文華雞飯(ポロシャツ着用シェフ)
結果は、ポロシャツを着こなすおじさんの「文華雞飯」の海南鶏飯が5ポイントの差をつけ、総合点36ポイントで勝利。40点満点の採点方式で、「鶏」「ライス」「ソース」「スープ」の4項目で競い、各項目の最高点が10点。勝者の文華雞飯は、全ての項目で9ポイント獲得。一方で、海南少爺は「ライス」は満点だったが、他の項目が全て7点で31点止まりだった。おそらくこの対決は多くの読者にとって番狂わせだったと思う。

そして自分も「文華雞飯」の海南鶏飯食べに行った。


突然だけれども、「欽ちゃんの仮装大賞」のライト点灯方式で、この海南鶏飯を採点すると、出だしは「こりゃウマい!」という感激でライトが勢いよく「トゥ、トゥ、、、トゥトゥトゥ」と点灯して、合格まで「この勢い止まらず!」と思ってたら、予想外にも後半は「トゥ、、トゥ、、、、トゥ」そしてあの哀愁ある鐘の音「チ〜ン」。というのも、後半飽きが迫ってきました。本当に美味しいものは、2、3切れで充分なのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿